makomako

飯田橋から新宿へゆき　ﾛﾏﾝｽｶｰへ乗り込む

JRのｸﾞﾘｰﾝ席の椅子と違い
少し座り心地が悪いのだけど...
半額の値段で片瀬まで帰れるのだから
「仕方ないかしら」と...自分に言い聞かせる

何回か小田急のﾛﾏﾝｽｶ−を利用しているのだけれど
その度　この冬は寒い想いをしている
「この電車には　暖房と言う物が無いのかしら」と想う程に寒い
「節約してるかなぁ....」といつも想いながら
70分..片瀬江ノ島へ着く頃には　
風邪を引かないかと　心配に成る程。。。体が冷えきってしまう
困った物だわ...








窓の外を　ぼーと眺めては
小さなｶﾒﾗを出して　ﾊﾟﾁﾘﾊﾟﾁﾘと
窓から見える景色を写す
5時を過ぎても　外はまだ少し明るくて落ちてゆく夕日
瞳で追いかける様に　「あ。。。橋が見えたわ」とまたﾊﾟﾁﾘﾊﾟﾁﾘ








数分後には空が橙色に染まる　この色を見るといつも
冷たい心が　なぜか　暖まるような気がしてくる
『暖かいな...」とそっと呟くように
また　ﾊﾟﾁﾘﾊﾟﾁﾘ」と写してゆく

都心から　片田舎の片瀬江ノ島へ着た...








電車を降り。。。ふと　駅の線路の脇に目がゆく
ﾆｬﾝｺが二匹...
「こんばんは　何してるの君たち...」声をかけてみる
「ﾆｬｰﾆｬｰ」と鳴く「ふぅーこの子達も　野良猫なのか」と深いため息
一匹の猫が　こちらに近付いてまた「ﾆｬｰﾆｬｰ」と切ない声を出す
側でよく見ると　後ろ脚が　お腹にでも引っ掛かった様に見えて
切なくなり　ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ涙が止まらなくなる
「どーしようこの子　怪我でもしているのかしら」
「ﾆｬｰﾆｬｰ」と鳴く猫...もう一度良く見ると　後ろ脚が無い
血は出てないし....怪我ではない事を確認
...何かしてあげられる事はないかと............頭の中を...ぐるぐるぐるめぐらせ
取りあえず　目の前のｺﾝﾋﾞﾆへ飛び込み　猫のﾌｰﾄﾞを購入
「おいで...おいで。。。」と呼んでみるが　さっきの脚の悪い子の姿を見失う
代わりに　違う猫が　「ﾆｬｰｷﾞｬｰ」と言う感じで鳴いて待っていた
ん.....見回すが見つからない「あの子」
あの子にあげようと想ったﾌｰド....でも「この子だってお腹すいているのだろな」と
半分...「はい　どうぞ...食べなさい」
....ため息をついて　駅の自転車置き場に立ち尽くしていると
車の中から人が降りてきて...声を掛けられた
「猫....かしら？」...
「あー食べ物をあげようかと」...後ろ脚の無い猫の事を話すと
「あの子なら大丈夫よ」
「家の母が　毎日ﾌ—ﾄﾞをあげにきているのよ」
ほら　そこにと。。。。。指を指された
見失ったあの子が　その人のお母さんに　ご飯を貰っていた
「ふぅ。。。ぅ。。」とほっとして　我に返ると
購入した　ﾌｰﾄﾞを「少しですが」と恐縮しながら渡す
遠出をして　心身共にくたくたなのだけれど
「世の中....そう捨てた物での無いのだ。。。。」
ほんの少しだけど　心が救われた気持になれて　胸を撫で下ろした...

お出かけしないと。。。。
さびます

くさります

。。。


しずみます

ひとり泊まりの赤坂
夜会の後ﾎﾃﾙﾍ戻り

赤坂ｻｶｽのｲﾙﾐﾈ-ｼｮﾝを写しに戻ってみる

都会の街　賑わう人々
連休だということに気付かされた

こんな日に　夜のお散歩
なかなかオツな感じ...








少し薄めのｺ-ﾄに　花柄の長いｽﾄ-ﾙ
片瀬に居る時より　ちょっとだけお洒落をしてきたので

時間がたってくると　『寒い...」
かじかむ手　冷えた頬...

たった1時間くらいの
夜の散歩...

そろそろ....ﾎﾃﾙへ戻り
暖まろう...